Female Viewpoint シンガポールNOW #9

気軽に一杯なんて言えない!?

今年1月に、コンサルティング会社ECAインターナショナルが、アジアの海外赴任者を対象にまとめた「住みやすい都市ランキング」で、シンガポールが16年連続で首位、という結果を発表しました。 世界各国の企業が集う、アジア経済の中心地。インフラが整っていて、娯楽もたくさんあれば、医療と教育のレベルも高く、何より安全で住みやすい。いまや多くのビジネスマンにとって人気の赴任先となっています。
快適なビジネスライフが送ることのできるシンガポールですが、海外からの駐在員がマイナス面に挙げるのが、「お酒が高い」ということ。そもそも物価が高い上に、アルコール類には高額な税金がかけられているために、バーやレストランで飲むと請求書に驚くこともしばしば。仕事帰りにお酒を楽しむ人はたくさんいますが、「財布に厳しい」と感じている人も少なくないようです。
快適だけど、
お酒好きな人には厳しい面も。

シンガポールでは公共の場での泥酔は法律で禁止されていて、自分で自分の世話が出来ない状態になってしまったら、1,000ドル(約8万9千円/1シンガポールドル=87.98ドルで換算)以下の罰金!繁華街や飲屋街でたまに見かける、道ばたや電車の中で記憶をなくしてしまっている泥酔サラリーマンは、おそらくこの国ではアウトでしょう。
さらに先日、「夜間の飲酒」を規制する酒類規制法案が可決され、今年4月1日から、22時半以降翌朝7時まで小売店での酒類の販売と公共の場での飲酒が禁止されます。欧米の多くの国にも同じような規制があることを考えると、日本ほど酔っぱらいに寛容な国は珍しいかもしれませんね。
シンガポーリアンたちの
アフターファイブは?

美味しいものや買い物が大好きなシンガポーリアン。特に独身で実家暮らしの人は、金銭的に余裕もあり、仕事後は、友人や同僚と食事や飲み会、ショッピングに出かけることが多いのだそうです。働く女性に人気なのが、ヨガやジョギングといったエクササイズです。アフターファイブだけでなく、出勤前や休日の空いた時間にも汗を流してリフレッシュするのがシンガポール流。夕暮れどきには、オフィス街など街のいたる所で走っている人の姿を見かけますよ。
一方、定時ですぐに帰るのは、子どもを持つビジネスマンたち。教育熱心なお国柄ということもあり、なかには「仕事後は、子どもの塾や習い事の送り迎えで忙しい」という人もいます。私の知人のシンガポール人男性によると、「共働き率の高いシンガポールでは、男も女もお互いに協力して子育てをするのがキホン。子どもの将来を思えば学費もかかるし、時間もお金も家庭中心」なのだそう。男性の中にも、「アフターファイブの楽しみは、子育てがひと段落してから」と言う人がいるのはおもしろいですね。
次回はそんなシンガポールの共働き家庭の大きな助っ人となっているメイド事情についてお伝えします。
早川すみれ Hayakawa Sumire
2006年よりライター活動を始める。芸能界からビジネス界までインタビュー記事を中心に、WEBや雑誌などさまざまな媒体のコンテンツ企画・執筆を担当。2014年4月よりシンガポール在住。現在は日本のWEBメディアのほかに、「シンガポール経済新聞」でニュース執筆などをてがけている。
http://singapore.keizai.biz
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■記事公開日:2015/03/02
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=監修 ▼シンガポール在住ライター・早川すみれ=文 ▼早川すみれ=撮影

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