東京発・全国ふるさと物産店ガイド #12

岩手県 東京発・全国ふるさと物産店ガイド

日本全国で海のない都道府県を探すのは簡単です。では海と山があり、かつ海側と山側で気候や風土、風習が異なりながらも寄り添っている県は少ないと思います。充実した魚貝や旬の海藻があるかと思えば、まるで山の県のように満々たる酪農、畜産、新鮮野菜が揃う、いわば「濃い海の幸」と「濃い山の幸」が同居しいてる県がありました。岩手県です。

西部地方には厳しい山々が連なる奥羽山脈、県東部には北上高地という高原が広がり、海岸はリアス式の三陸海岸。これらが産み出す自然の恵みを堪能できるショップが、いわて銀河プラザ(東京都中央区銀座5丁目15-1南海東京ビル1F)です。

いわて銀河プラザ(以下、銀プラ)のお客様は、東銀座(東京都中央区銀座)というロケーションのためか、銀座観光の帰り道に、またショップのご近所ともなる歌舞伎座で観劇を終えたあとに寄られる方が、比較的多くいらっしゃるとのことです。ランチタイムは、新橋や京橋にお勤めの方がお弁当やお総菜を求めて足を運ばれて来るようです。

コンビニで昼ご飯を済ませるのではなく、国内産・岩手県産の安心の食材を買いにウォーキングがてら来られるという選択は、健康を意識されている働き盛りの方の来店理由のようです。

閉店前になると少々お客様の層が変わるようです。銀プラは東銀座・晴海通りという大通り沿いに構えています。その通りの先にある築地、勝どき、月島にお住まいの主婦の方や独身族が、今夜の夕食にと店を訪れます。

岩手県は良質なサバが収穫されることで有名です。久慈産サバに県産ホタテと昆布を使用した「さばの和風マリネ」は絶品です。味付けされた「ぶり大根」はさっと袋ごと湯煎するだけ。その他にも、日持ちのいい干物、三陸産サンマ南蛮漬けなど、湯煎や自然解凍で食べられる食が多いのが人気の秘密のようです。

いわて短角和牛はご存じですか。自然交配で生産され、子は母乳を飲み、生育期間は広大な草原で親子と共に過ごすという牛です。脂肪分が少なく旨み成分がたっぷりの短角和牛は、イタリアンやフレンチのシェフたちに高い評価を受けていると聞きます。そのリブロース、ロースステーキが手ぐすね引いています。最大のオススメはと聞くと「黒毛和牛と岩手の白金豚を材料とした白格・ハンバーグ」。手軽にさっと焼いて塩でいただきましたが、ハンバーグは外食しなくても良いとの結論にいたるほど、美味しかったです。

「三陸海宝漬」はどうでしょう。あわび、いくら、めかぶなど、リアス式の三陸海岸産の幸を詰め込んであります。ご飯の上にのせて丼にするのもよし、日本酒の肴にするもよし。絶品です。海の幸と言えばわかめ、昆布です。「リアス式海岸はその複雑な地形から海中の波が荒く、その波動に揉まれているから肉厚なんです」。コリコリ感がたまらずにリピートされるお客様が多いようです。

店内を見渡すと、なかなかパッケージがお洒落だなと思うような商品が見受けられます。「サヴァ」缶。鯖と「サヴァ=元気?」のフランス語の意味をかけた商品名は復興への願いが込められています。素敵なキッチンやテーブルにおいても違和感のないデザインはニューヨークのアーティストが制作したのかとさえ思いました。パッケージデザインにもこだわる岩手の美味しさ、ぜひ銀河プラザで堪能してください。

注目インフォメーション
切り落しショルダーベーコン
店内で一番の売れ筋をお聞きしました。切り落としショルダーベーコンです。事実、取材中、随時倉庫から運んでこないと陳列がすぐに品薄になってしまいます。ワンパック、ツーパック、まとめ買いで求めらられる方が多いようです。
銀河高原ビール・ヴァイツェン缶
標高1440mの岩手県和賀岳に眠る伏流水を100%使用したまろやかな喉越し。これからの秋のシーズンに、食卓を賑わす美味しいビール。品切れの時もあるので、お店に在庫の確認の電話をくださいとのことです。
ぴょんぴょん舎盛岡冷麺
盛岡と言えば冷麺。中でも保存添加物を使用せず、麺は高級馬鈴薯澱粉と小麦粉を使用したという逸品。自然で濃くのあるストレートタイプがご自宅でも味わえるとあって人気だそうです。
チャレンジコーナー
県内では名が知れていても、まだまだ関東圏では流通されていない美味しいモノなどを陳列。将来の売れ筋を予想して・・・チャレンジ精神いっぱいのコーナーです。
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■記事公開日:2016/10/03 ■記事取材日: 2016/08/24 *記事内容は取材当日の情報です
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=文 ▼編集部・渡部恒雄=撮影 ▼写真・資料提供=いわて銀河プラザ

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