若手ビジネスマンのための「自己キャリア」

ビジネスライター吉村高廣 若手ビジネスマンのための「自己キャリア」 #01 ロジカルシンキング

再び脚光を浴びはじめたビジネス思考法 ロジカルシンキング。

10年ほど前大ブームとなったビジネスパーソン必須の思考法ロジカルシンキング。最近はあまり耳にしなくなったと思いきや、ここにきてプレゼンテーションスキルの一環として再び注目を集めています。
ロジカルシンキングを当時のビジネス書風に説明すると「物事を体系的にとらえて全体像を把握し、内容を論理的にまとめる技術」ということになります。
ところが実際には、内容を論理的にまとめることは出来ても、まとめた内容を「相手に伝える技術」に落とし込めなければ仕事で使えない、ということでしばしビジネスの現場から遠ざかっていたわけです。

そうした時代を経て「口下手な人でもプレゼンテーションが上手くいく技術」として生まれ変わったのが現在のロジカルシンキングです。
ビジネス講座などではよく、上手に話ができない人は緊張が会話を困難にしているため、意図的に上手く話そうとせず自然体で話をすることが大事だと言われます。確かにそれは一理でしょう。
しかし多くの場合自然体になれないからこそ悩むわけで、トークに自信がない人にとっては精神論のアドバイスだけではほとんど解決にはなりません。必要としているのは心構えではなく、実践的なテクニックなのです。

ロジカルシンキングを活用したプレゼンテーション技法において最も特徴的なテクニックは、まず結論から先に話し、その後、そこに至った背景(論理的な裏づけ)を順序立てて話すことだと言います。
多くの場合相手が知りたいことは提案の結論であり、長々とした過程ではありません。また、口下手だったりプレゼンテーションが苦手な人は、話の途中で想定外の突っ込みを入れられるとそこで話の流れが破たんして肝心な結論にインパクトを与えることが出来なくなります。この技法はいま、ビジネスシーンで再びブームの兆しがあります。


Point

社外でできる人間は社内でもできる。しかし社内でできる人間が必ずしも社外でできる人間だとは限りません。社内でのネゴシエーションが上手でも社外でのプレゼンテーションに力がないのは関心できません。今回の自己キャリアアップのキーポイントは「ロジカルシンキング」。起承転結の発想ではなく、まずは結論からぶつけてみる技法を、社外でのあらゆるビジネスシーンで応用してみてください。社外からの評価が向上する可能性は高まります。自己キャリアは社外で磨く。それが鉄則です。

ビジネスライター 吉村高廣の視点

新年度が始まって、早くも1か月が過ぎようとしています。新入社員の方たちは研修の真っ最中といったところでしょうか。こうした中でも、話し上手、聞き上手の差は歴然と見えてくるものです。しかし今は多少口下手でも、論理的な思考力やそれに基づく話し方を身に付ければ大変身するケースも少なくありません。研修担当の方々はそのあたりも視野に入れてフレッシュマンと向き合っていただきたいと思います。

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■記事公開日:2015/04/29
▼構成=編集部 ▼文=編集部ライター・吉村高廣

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