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「素敵な空間」とは「いいオフィス」か?

1日の大半を過ごすオフィス。 「素敵な空間であって欲しい」と思うのは誰だって同じです。 では、「素敵な空間って、なにが条件?」と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょう。 新築ビルの高層階から街々を見渡すことができることでしょうか。 それとも、広々とした空間を贅沢に使ったワークスペースの確保でしょうか。 もちろん、どちらも素敵です。 でも、「素敵な空間」は必ずしも「いいオフィス」だとは言えそうもありません。 そこでこのシリーズ第1回目のキーワードは『愛着オフィス』、愛されるオフィスとは何かを考えます。

従業員の愛着が反映された空間

業績が好調な会社のオフィスを訪ねると、いい雰囲気が伝わってきます。 どこか清潔感があって、社員の方々も活き活きと働いているような印象を受けます。 テスクまわりでは、散乱しがちな紙の帳票類や資料も整理されています。 これはきっと、社員の方々が自分の持ち場をわきまえていて、人から言われずとも身のまわりの整理をきちんとしているからなのでしょう。 そんなオフィスに入ると、思わず「ああ、いいオフィスだな」と思ってしまいます。 つまり、「いいオフィス」というのは、単なる環境の整備でなく、職場に対する従業員の「愛着」が反映された空間なのです。

従業員の意識喚起が大事

従業員のオフィスに対する「愛着」とは何か?それは「従業員の意識向上の結果として成し得るもの」であるはずです。 会社が、愛されるオフィス=環境を提供、または空間を作るのではなく、従業員が愛していこう、美しいオフィスにしようという意識を喚起させることが大事だということです。

『愛着オフィス』を喚起させるきっかけは「利益向上を自分の立場で考えるチカラを付けること」が大事です。 社員が利益向上や仕事の効率アップを自律的に考えることができれば、おのずとデスク周辺は整理され、資料はさっと取り出せるし、書類はまとまって整理される。 収納がきちんとされている。一人ひとりのデスクがそうであれば、「オフィス全体は良いビジネス環境が創出されます」。これは従業員の人間教育にもつながることではないでしょうか。

オフィスは人間育成を含めた経営の鏡

片づけるチカラ、整理整頓の心得、それがきちんとできること。 実はビジネスの基本かもしれません。 なぜなら、仕事を片づける、という言い方があります。 つまり仕事は整理整頓されていくものなのです。
今回のキーワード『愛着オフィス』。 それは、そこで働く人たちの「人間力」のようなものが整ってこそ生まれてくるものです。 オフィスは人材育成を含めた「経営の鏡」と言っても過言ではないかもしれません。
Takahiro Yoshimura
吉村高廣
日本テレビ系列静岡第一テレビ(SDT)、株式会社マドラコミュニケーションズでキャリアを積み、広告制作を主とする有限会社レイジェスを創設。代表取締役。提案型のコピーライター、クリエイティブディレクターとして各界の広告制作プロジェクトに参画。また書籍の出版プロデューサーとして数多くのビジネス書の企画編集に携わる。
代表的なCEOへのインタビューをはじめ、ビジネス最前線で活躍するキーマンや医療、教育関連の有識者、著名人の取材など多数。ビジネスキーパーソンとのネットワークも広範に持ち、幅広い人脈の中で企業の広告広報活動に寄与する。
オフィスを借りたい・移転したい インターネットで簡単検索 e-miki.com
■記事公開日:2013/03/25
▼編集部=監修・構成 ▼編集部ライター・吉村高廣=文 ▼田尻光久=撮影

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