現役商社マンによる実践ビジネス英会話 #4

シンプルだからこそ心に響くフレーズがあります。

前回はオバマ大統領の"We will get to the bottom of this !"について触れましたが、今回はオバマ大統領の演説から特に有名な"Yes we can"についてお話ししましょう。

ご存知の通り、米国は多様な民族、宗教、文化、価値観等から成り立っている多民族国家なので、米国のリーダーは可能な限り簡単な単語と言い回しを駆使して自分のビジョンや思いなどを共有しようと努力します。

"Yes we can"は英語を覚えた頃の中学生ならば「はい、私たちは(そうすることが)できる」という訳になります。ところがオバマ大統領の演説ではこれに信念ともの凄いエネルギー込めており、次の通りブレークダウンすることができます。
Yes we can

Yes = 「はい」というよりも、ガッツポースの "Yes!!" 。聞き手を前向きにさせる。
we = 「我々」と訳するよりも「ぼくら」というニュアンス。一体感を醸成している。
can = 「できる」ではなく「やれる」と理解したほうが自然。より挑戦的な目標を達成するイメージ。
"Yes we can"は単なるフレーズではなく、キャッチフレーズ的な意味合いも込めて、「一緒に頑張れば必ず出来る!」、つまり「為せば成る!」と多くの人に訴える言葉となった瞬間でした。非常に簡単なフレーズではあるものの、むしろシンプルだからこそ、多様な米国民はもちろんのこと、世界中の人々の耳に焼きつくフレーズとなったのではないでしょうか。

商談中、暗礁に乗り上がって長い沈黙が続くことがありますね。そんな時に、勇気を出して"Yes we can"と叫んだら、思いのほか良い方向に商談の流れが変わるかも知れませんね。
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■記事公開日:2013/08/21
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=監修 ▼30年間海外とビジネスを進めてきた現役商社マン沢田浩一(仮)55歳=文 ▼写真=アマナイメージズ

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