東京発・全国ふるさと物産店ガイド #9

高知県 東京発・全国ふるさと物産店ガイド

高知と言うと、四万十川、カツオ、よさこい、坂本龍馬というのが、すらすらとイメージできます。特に四万十川は、日本最後の清流としても知られています。カツオも有名です。初鰹は春から初夏、戻り鰹は秋が旬。土佐料理の代表格です。こうした川の幸、海の幸に恵まれた高知の美味しい文化を集積したアンテナショップがありました。まるごと高知(東京都中央区銀座1-3-13)です。

高知には伝統的な「土佐の日曜市」というのがあるそうです。終日路上で開かれている街路市としては日本一の規模を誇ります。歴史は江戸時代に遡って、元禄三年(1690年)に土佐藩主が定めた「市立」が起源ということですから、三百年以上も続いていることになります。この「土佐の日曜市」の気分を、高知から800キロ弱離れた東京の銀座でも味わえると評判なのが「まるごと高知」のようです。

高知の新鮮な食材がほぼ毎日入荷しているという生鮮野菜コーナーには、ニラ、しょうがなどの他、カツオと言った、土佐の家庭料理にかかせない新鮮な野菜が揃います。四季折々の旬な食材を求めて、毎日のようにお買い物に来られるお客さまがいらっしゃるそうです。

店内を見渡すとオーガニックな食材が多いことに気がつきます。土佐の日曜市は、高知の水、大地、空気に育てられた食材を多く集めています。ここ「まるごと高知」でも高知の自然の恵みを大切にした食材が多く見られました。まさに「高知県の魅力が楽しめる」アンテナショップと言えそうです。

高知は全国屈指の柚子(ゆず)の産地です。柚子そのものは、これからの季節、薫り高く美味しさが増していきますが、加工品も多種多様あり美味しさを競い合っています。柚子ぽん酢、柚子ドリンク、柚子こしょう、柚子ジャム、柚子茶・・・。

ひときわ目に止まったのが「ゆずたまご」です。卵の持つ独特の生臭さが軽減されているだけでなく、卵本来の旨みが引き出されていました。店長おすすめの食べ方は「塩で味をととのえて、新米ご飯にかけて食べる卵かけご飯。早速いただきました。それはそれは上品で、ほんのりと柚子の香りもあって美味しさ極上でした。

高知出身の方にはとても懐かしい食べ物があると言うので案内していただきました。家庭のお菓子ミレービスケット、芋けんぴ、ごっくん馬路村。高知人で知らない人はいない、という地元人気の定番品です。まとめ買いをされる方もいらっしゃるとか。

まだまだ高知オリジナル商品は揃います。一家に一袋はある「万能おかず生姜」は店内売上げNO.1、四百年続く秘伝の完全発酵茶「碁石茶」、料亭のダシのきいた醤油が自宅で作れる「だし醤油・宗田節」など、東京銀座の真ん中に高知が"まるごと"やってきた店構えです。

そして何よりも高知は酒のお国です。淡麗辛口な酒が多く、高知県内18の酒蔵から選りすぐりの逸品が地下1階に揃います。また独自の酒文化から生まれた穴の開いた杯「べくはい(可杯/可盃)」、底がとがっていて机に置くと倒れる「そらきゅう(空吸)」も人気商品のひとつだとか。一度お酒を注がれたら飲み干すというお座敷遊びから生まれた杯だそうですが、飲み過ぎには注意ですね。

美味しい高知特集
▲TOSA DINING おきゃく/伝統の土佐料理を基本におきながら、高知県の食材を使い和洋にとらわれない料理を楽しんでいただけるレストランは2階です。県内18蔵の日本酒とともにお楽しみいただけます。個室も完備していますので、会社の親睦会、歓送迎会などでもお使いいただけます。
▲地下1階は土佐の酒■高知県内18の酒蔵から選りすぐりの逸品が地下1階に揃います。その一角には試飲コーナーもあり、月替わりで利き酒セットが楽しめます。
▲ビジネスランチ/東京駅からも近く、ビジネス街というロケーションのため、旅行客やご近所のオフィスレディにご好評をいただいているのがランチ。店内で藁焼きしたカツオのたたきが楽しめるほか、地鶏の親子丼、釜あげちりめん丼などが人気です。
■記事公開日:2015/11/18
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=文 ▼編集部・渡部恒雄=撮影 ▼写真・資料提供=まるごと高知

過去の記事

リアル・ビジネス
英会話
〈4〉
Don't be sorry! 謝る必要はないよ アメリカにきたばかりの日本人は、すぐに「Sorry」 を... 2017.08.03更新
企業見聞
〈14〉
ペット関連市場で業界資産の拡大をも視野にイノベーションを 多くの産業が成熟期を迎え成長率が頭打ちとなる中、犬や猫... 2017.07.26更新
働く男の健康ライフ
〈4〉
飲食の習慣を見直して"夏太り"と"夏バテ"を解消! たくさん汗をかくし、あまりの暑さに食欲もない...だから夏は... 2017.07.18更新
リーダーズ・アイ
〈2〉
女子卓球元日本代表監督・村上恭和の視点 時間と手間を惜しまない。これが、選手の心を掌握してきた村上流マネジメント 2017.07.13更新
シリーズ清野裕司の談話室
〈3〉
なぜいまだに『論語』が読み継がれているのか? ビジネスパーソンとしても、ひとりの人間としても十分... 2017.07.12更新
今月の一言二言
〈8〉
マナー違反の"クールビズ"になっていませんか? いよいよ夏。ノーネクタイ、ノージャケットの... 2017.07.03更新
日本の匠シリーズ
〈9〉
お客さまの想いを判子に刻む 唯一無二の"顔づくり"を職人技で 日本で判子が普及し始めたのは、江戸時代の中期頃... 2017.06.28更新
リアル・ビジネス
英会話
〈3〉
I'm a businessman. 勘違いしやすい英単語 カタカナにあふれた日本では、「それが正しい英単語」・・・ 2017.06.08更新
働く男の健康ライフ
〈3〉
テニスボール1つで、話題の"筋膜リリース"を! 人間のカラダの中は筋膜という薄い膜で覆われており... 2017.06.02更新
エリア特集
〈13〉
日本経済の一翼を担う大阪市《前編》 大阪は、古くは首都として、近世以降は商工業の中心として栄え・・・ 2017.05.29更新
チャレンジ・スポーツ
〈10〉
社交ダンス 興味を持ったら、 二の足踏まずに、ステップ踏んで! 『Shall we ダンス?』という映画をご存知でしょうか。これ、といった趣味を持たない、 2017.05.26更新
今月の一言二言
〈7〉
"興味に対する瞬発力"を、あなたはお持ちですか? 日本生産性本部の「レジャー白書2016」によると、 2017.05.11更新

バックナンバー※2017.04.17 現在