主婦の目チェック《エビのしっぽ》 #9

「溢れるカタカナ」

毒楼(DOKUROU)COLUMN WRITER

いわゆる業界人同士の会話ではわかる単語でも、門外漢の人が聞くとまるで宇宙語ということがあります。そうでなくても普通に「競合社」をコンペチータ、「基本的な」をファンダメンタル、「実現可能な調査」をフィージビリティ・スタディと会話の節々にはさまれてしまうと、何が何だか分からなくなってしまいます。

これは聞き手のスキルの問題なのでしょうか。確かに知的には見えるかもしれません。しかし、なんだか背伸びをしているのではと勘ぐりたくなります。

本当に実力のある人は、思いのほか誰にでも分かる言葉で表現するそうです。「このコンテンツをサマリにして、ファーストプロジェクトのプロトタイプがほしい」とは言いません。「この内容をまとめて、最初の仕事のひな形をつくってほしい」。それでいいのではないでしょうか。

中には医学用語を引用して「エビデンスがたりない」。音楽用語で「そろそろフェイドアウト」。「リスケ」はスケジュール組み直しだと分かりましたが、「オンスケ」はわかりませんでした。オンスケは予定通り進行しているという意味だそうです。

広告印刷業で、マンションの分譲開始前に実施するアンケート付きの広告があります。それを「アンチラ」と言いますが初めて聞いたときはちょっとドキドキしました。カタカナブームは食にもあるようです。「スムージー」。どうも野菜ジュース、シェイク、ラッシー、青汁と違いが分かりません。今度、勉強しておきます。

みんな大事・どれも大切 主婦の目チェック エビのしっぽ

《プロフィール》

イラスト:主婦イラストレーター伊東ぢゅん子:千葉県浦安市在住。大人向け子供向けと、幅広く絵を書いてウン十年。トイプードルとネコ2匹を溺愛している主婦であり、趣味はへたくそなゴルフ。一升瓶の焼酎を横において、毎晩晩酌するただの親父化した呑み助。 伊東ぢゅん子WEBサイト

テキスト:毎日の暮らしに小さな幸せ発見コラムニスト・毒楼(どくろう):1958年生まれ。大手広告代理店コピーライターを経てフリーランサー。幸せは道端に落ちている、がモットーのライター。美味しいお酒と音楽があれば生きていけると豪語。
■記事公開日:2016/08/13 ■記事取材日: 2016/08/21 *記事内容は取材当日の情報です
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=監修 ▼コラムニスト毒桜(どくろう)=文 ▼伊東ぢゅん子=4コマ漫画

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