現役商社マンによる実践ビジネス英会話III #2

語呂合わせ Monday Night

歴史の年号を覚えるのに語呂合わせで覚えた方は多いのではないでしょうか。この語呂合わせが、英会話の中で使われるとどうなるのでしょうか。面白い経験がありましたので今回ご紹介しようと思います。米国の友人との会話で、こんなやりとりがありました。もともとジョークの好きな米国友人ならではの会話です。

Monday Night

A:This is our final offer.(これは最終オファーです)
B:Monday Night!!(月曜日の夜)
A:Monday Night??(どういう意味?月曜夜まで返答を待てということか?)
B:This is OK.(このオファーでいいよ)
A:Thank you!!(ともあれOKということですね)
B:Don't touch my mustache. (チョビ髭には触らないで)
A:????(ビジネスが成功したら、お返しに髭を触れってこと?)
(A:筆者 B:米国の友人)

「月曜の夜?」「チョビ髭に触らないで?」なんのことだか、ちんぷんかんぷんでした。何かのジョークなのだろうか。とてもビジネス会話とは言い難いのです。後になってから知るのですが、どうやら彼は日本語を覚えはじめたばかりで、どうにか会話の中で日本語で応えようとしていたらしいのです。

「問題ない」=Mondai Nai。まさか日本語が出てくるものとは知らず、そのまま"Monday night!"と聞き取っていたわけです。「どういたしまして」は、"Don't touch my mustache."に聞こえました。...と、真面目な翻訳ではなく、語呂合わせとして聞こえた通りの日本語をその音に近い英語に置き換えて覚えたと、教えてくれました。こんな覚え方があるのだと当時は感動したと同時に真面目過ぎる自分が小さく見えました。

実は、英語を覚える時もこの語呂合わせ的手法が使われています。終戦直後の日本の子供達は、駐留していた米兵に時間を尋ねたい時は「掘った芋、いじるな」(意訳:What time is it now?)と教えられていたとか...いずれにしても、童心に帰って少々間違ってもよいから声に出すことが大切と言うことですね。

ちなみに、こんな語呂合わせで日本語を覚えている方もいました。
ワニ(鰐)="alligator"=「ありがとう」
鴨と鼠を食べなさい="Eat a duck and mouse."=「いただきます」
■記事公開日:2015/09/10
▼編集部=構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=監修 ▼30年間海外とビジネスを進めてきた現役商社マン沢田浩一(仮)57歳=文 ▼写真=アマナイメージズ

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